月別アーカイブ: 2014年1月

カゴヤ・クラウドVPSを契約してみる(3)

WordPressがVPSで動作するようになったので、このブログの公開を新サーバの仕事としてみた。
と、PerlのImagerを使っているCGIが動作していないことに気づいたので、入れ…ようとしたらcpanが入ってなくてびびる。
さっそくyum install perl-cpanしたら、No package perl-cpan available.
おかっしいなーと思ったら、perl-CPANでしたとさ。

cpanが入ったのでcpan -i Imagerしてみたらエラー。
なんとgccがないとのこと。
しかたなくyum install gcc
さらにyum install perl-YAML.noarch
その後CPANからモジュールを入れまくり、一通りのCGIが動くようになって一安心。

設定したいことはおおむね終了。
思っていたよりだいぶ楽だった

カゴヤ・クラウドVPSを契約してみる(2)

nanoインストール

設定をいじったりしていこうとしたら、nanoが入ってなかった。
初心者向けと言われようと好きなものは好きなので、さっそくyum install nano

ホスト名設定

インスタンス作成時にホスト名が与えられるとのことだったが、コンパネ上で表示が見つけられない。
hostnameコマンドで確認できた。

とはいえ目的は自宅サーバの機能移転なので、現在利用しているVALUE DOMAINのアドレスでアクセスできるようにする。
ドメイン名の管理をカゴヤに移すという手もあったが、今回はVALUE DOMAIN内でダイナミックDNSを解除してVPSのIPにバインドした。
数分後、iPhoneのLTE回線にてVPSにドメイン名でアクセスできることを確認。便利な時代になったものだ。

apache設定

初めからインストールされているので、設定ファイルをいじくり倒して終了。
元の自宅サーバよりもCPUが有利になった代わりにメモリは少なくなったので、じゃっかんチューニングしたつもり。

MySQL設定

初めからインストールされている。とりあえずセットアップを済ませ、自動起動するように設定する。

次に、自宅サーバからデータベースの内容をコピーする方法を考える。
これは初めての経験。
とりあえず自宅サーバでmysqldump -u root -p -x –all-databases > 保存先
作成されたファイルをVPSに送り、mysql -u root -p < ファイル どうやら日本語の文字列も含めてうまくいったようだ。便利。

WordPress設置

この段階で、WordPressがVPSに移行できるのではないかと期待する。
さっそく、ものぐさなので自宅サーバからWordPressのディレクトリを全部VPSにコピーしてみる。
root権限でtarするとパーミッションとかも保持されて便利。
これで動くといいなと思いつつ、さっそくアクセスしてみる。
「データベース接続確立エラー」
ちぇー。

いろいろ考えたのだが、ふと気になってコマンドラインからWordPressのユーザでmysqlにログインしてみようとするとエラーになることに気づく。
どうやら、MySQLの内容コピー時、ユーザー権限情報は保持されないようだ
参考サイト
指示通り自宅サーバでmysqldump -u root -p -x –allow-keywords mysql > 保存先
作成されたファイルをVPSに送り、mysql -u root -p mysql < ファイル これでmysqldを再起動すると、期待通り動作した。 とりあえずここまで。 なお、この段階で、懸案だったメモリの使用量がコンパネ読みで200MBを超える。

カゴヤ・クラウドVPSを契約してみる(1)

カゴヤ・クラウドVPSを契約してみた。
いろいろ試して遊びつつ、現在使用している自宅サーバの機能を移行できるかどうか検討していく。

登録

Webフォームに必要事項を記入すると、即座に(おそらくは自動返信)メールが届く。これで登録完了。

サーバの作成

コントロールパネルにログインして、インスタンス作成。
ここでは、最も安いタイプAでLAMPパックを作成してみた。
1分程度で処理が完了。
コントロールパネルから起動できるようになり、グローバルIPが割り振られる。

サーバにログインしてみる

サーバを起動するとSSHでログインできるようになる。
Tera TermでIPを指定してrootパスワードを入力すれば接続完了。

ここまで、現在の自宅サーバにCentOS6をインストールして別マシンからSSHログインができるようになるまでにかかった時間を考えると、楽すぎて驚くしかない。

操作してみる

操作にタイムラグがあるのではないかと心配していたが、気にならないレベル。
どうやらすでにhttpdとかが起動している状態になっているようなので、ab -n 1000 http://localhost/してみる。

まずは現在の自宅サーバ(CPU:AMD E-350)

Server Software: Apache
Server Hostname: localhost
Server Port: 80

Document Path: /
Document Length: 321 bytes

Concurrency Level: 1
Time taken for tests: 1.381 seconds
Complete requests: 1000
Failed requests: 0
Write errors: 0
Non-2xx responses: 1000
Total transferred: 485000 bytes
HTML transferred: 321000 bytes
Requests per second: 723.87 [#/sec] (mean)
Time per request: 1.381 [ms] (mean)
Time per request: 1.381 [ms] (mean, across all concurrent requests)
Transfer rate: 342.85 [Kbytes/sec] received

続けてVPS(CPU:Xeon E5640)

Server Software: Apache/2.2.15
Server Hostname: localhost
Server Port: 80

Document Path: /
Document Length: 5039 bytes

Concurrency Level: 1
Time taken for tests: 0.396 seconds
Complete requests: 1000
Failed requests: 0
Write errors: 0
Non-2xx responses: 1000
Total transferred: 5237000 bytes
HTML transferred: 5039000 bytes
Requests per second: 2526.71 [#/sec] (mean)
Time per request: 0.396 [ms] (mean)
Time per request: 0.396 [ms] (mean, across all concurrent requests)
Transfer rate: 12922.23 [Kbytes/sec] received

VPSの圧勝。
仮想化している分のオーバーヘッドがあって、Xeonといえど限度があるかと心配していたが、今より速いなら文句なし。

とりあえずここまで。