月別アーカイブ: 2015年7月

KEM-70BにWindows10をクリーンインストール

Windows10へのアップデートを予約していた機械が、初日である今日でアップデート可能にならなかったので、Windows8.1 with Bingプリインストールの激安タブレットにWindows10をクリーンインストールするという暴挙に出る。

どっちみちリカバリ領域を消すための再インストールはしたかったし、うまくいかなければリカバリUSBを使えばいいだろう、という楽観思考でいくことにする。

Windows10のインストールUSBを作成し、BIOSからブートデバイスに指定すると、あっさりとインストーラが起動。

最初にプロダクトキーをきかれたが、Windows8系プリインストール機はマザーボードに焼き込まれたプロダクトキーで認証できるはずなので、ここはスキップを選択。

えいやっと全パーティションを削除して、クリーンインストールを開始。

充電がUSBポートからしか行えない機種なのでインストール完了までバッテリーがもつか心配がったが、大丈夫だった。

再起動後の最初の画面はかなり待たされる。

その後、再度プロダクトキーの画面がでるが、ここもスキップし、最初の設定を済ませる。

これであっさりとWindows10が起動し、無線LANにも接続できた。

できたの…だが…

最大の問題として、けっきょく認証は通らなかった。

また、すぐに気付く大きな問題として、タッチパネルが反応しないこと、バッテリー残量が表示されないこと、デハイスマネージャでドライバなしがいっぱいでること、そしてメーカーサイトにはドライバーのダウンロードがないこと…

けっきょく、リカバリUSBを使って8.1に戻すことにした。

今日はここでバッテリー切れ。

後日、上書きインストールにて10へのアップデートを挑戦する予定。

電気自動車リーフのバッテリー最大容量推移

他の人はどうなのか興味を持ったので調べようとしたが、あまり情報が見つからなかったので、自分のデータを公開していくことにする。

経緯

2014年11月上旬に納車。リチウムイオンバッテリーの状態がどう変化(劣化)していくかに興味があったが、しばらく後回しにしていた。

2015年5月下旬、ついに重い腰を上げるふ。Androidタブレットからleafspyを使って状態を把握しようと、Bluetooth用のELM327 ODB2アダプタをAmazonにて購入。(本当はiPhoneから使えるWi-Fi仕様のものが欲しかったが、高かったので断念)

使おうとしてみてびっくり。なんと手持ちのAndroidタブレットはすべてBluetooth非対応だった。

仕方ないので、アダプタに接続して値を取得するツールをPerlで作成し、Windows8タブレットから実行することにした。leafspyでGIDと呼んでいる値が記録できているはずである。

(ちなみに、Perlを選択したのは単に使い慣れているからであって、本来はこの用途に適した言語ではないだろう。)

運用状況

普段は30%程度に減らしてから80%200V普通充電(週2~3回)。

継ぎ足しが必要な場合と、買い物をする店などで充電器があいていた場合に急速充電。

遠出などで必要な場合に200V普通充電で100%に。このときの出発前に自作ツールでGIDを記録する。

データ

測定日 満充電時のGID SOH 備考
2015/5/30 284 100 測定開始前にしばらくエアコンを稼働させていた
2015/6/10 285 100
2015/6/24 285 100
2015/7/23 284 100 6600km
2015/8/13 285 100 7150km
2015/8/29 282 99
2015/9/4 282 99
2015/9/21 278 98 7600km

leafspyでSOHと呼んでいる値も取得できているつもりである。MCモデルではある程度バッテリーが劣化しないと値が変化しないらしく、今のところは100しか出ていない。GID=282から変化が始まった。

1GID=0.08kwhの換算式を信頼するなら、現在の最大容量は22.8kwh程度で、カタログ値の24kwhより5%ほど劣化していることになる。

その一方で、1GID=0.075kwhであり、走行に使える容量は新車で281GID=21.06kwhだという情報もあったり。

新車の満充電時GIDは300と書かれていたり、293と書かれていたり。

もうわけわかんないので自分の値を信頼することにする。新車当時の値をとってないことが悔やまれる。

とはいえ、実用上は、最大容量の推移を知ることができれば充分なはず。とりあえず2015/5/30~2015/7/23間では目立った劣化の進行がないことが分かる。