他の人はどうなのか興味を持ったので調べようとしたが、あまり情報が見つからなかったので、自分のデータを公開していくことにする。
経緯
2014年11月上旬に納車。リチウムイオンバッテリーの状態がどう変化(劣化)していくかに興味があったが、しばらく後回しにしていた。
2015年5月下旬、ついに重い腰を上げるふ。Androidタブレットからleafspyを使って状態を把握しようと、Bluetooth用のELM327 ODB2アダプタをAmazonにて購入。(本当はiPhoneから使えるWi-Fi仕様のものが欲しかったが、高かったので断念)
使おうとしてみてびっくり。なんと手持ちのAndroidタブレットはすべてBluetooth非対応だった。
仕方ないので、アダプタに接続して値を取得するツールをPerlで作成し、Windows8タブレットから実行することにした。leafspyでGIDと呼んでいる値が記録できているはずである。
(ちなみに、Perlを選択したのは単に使い慣れているからであって、本来はこの用途に適した言語ではないだろう。)
運用状況
普段は30%程度に減らしてから80%200V普通充電(週2~3回)。
継ぎ足しが必要な場合と、買い物をする店などで充電器があいていた場合に急速充電。
遠出などで必要な場合に200V普通充電で100%に。このときの出発前に自作ツールでGIDを記録する。
データ
測定日 | 満充電時のGID | SOH | 備考 |
2015/5/30 | 284 | 100 | 測定開始前にしばらくエアコンを稼働させていた |
2015/6/10 | 285 | 100 | |
2015/6/24 | 285 | 100 | |
2015/7/23 | 284 | 100 | 6600km |
2015/8/13 | 285 | 100 | 7150km |
2015/8/29 | 282 | 99 | |
2015/9/4 | 282 | 99 | |
2015/9/21 | 278 | 98 | 7600km |
leafspyでSOHと呼んでいる値も取得できているつもりである。MCモデルではある程度バッテリーが劣化しないと値が変化しないらしく、今のところは100しか出ていない。GID=282から変化が始まった。
1GID=0.08kwhの換算式を信頼するなら、現在の最大容量は22.8kwh程度で、カタログ値の24kwhより5%ほど劣化していることになる。
その一方で、1GID=0.075kwhであり、走行に使える容量は新車で281GID=21.06kwhだという情報もあったり。
新車の満充電時GIDは300と書かれていたり、293と書かれていたり。
もうわけわかんないので自分の値を信頼することにする。新車当時の値をとってないことが悔やまれる。
とはいえ、実用上は、最大容量の推移を知ることができれば充分なはず。とりあえず2015/5/30~2015/7/23間では目立った劣化の進行がないことが分かる。